おかん伝説 [随筆]
遠い昔、「オバタリアン」なんて言葉が流行しました。最近では「あたしんち」というアニメでも、主人公のお母さんの「おばちゃん」パワーが炸裂していました。あの勢いやら厚顔無恥ぶりやら、天然っぷりやら、逆に生きていくためのヒントすら隠されている気がします。つまらないこと気にしてないでゴーイングマイウェイ!、強引にマイウェイ!、と励まされているような気さえします。
何を隠そう私の母も、十分にオバタリアンであり、おばちゃんパワー炸裂であり、数々の伝説を残してきた「天才」なのです。記憶に残しておくにはもったいないので、記録に残しておこうと思い立ち記事を更新させた次第です。文字にしたことで、その伝説がどれほど伝わるかは全く未知数です。内容その他一切ノークレーム、ノー指摘でお願いいたします。
①母の言い間違いは日常茶飯事、
NACK5スタジアムに応援に行く私に、相手チーム名を覚えた試しなし。
「今日の相手はガンボ大阪よね?」(そこまで覚えられてなぜに「ボ」?)
「相手は浦和レッドよね?」(単数形かいっ!11人対1人だったらすごい有利だな)
電器屋に行きたいと母曰く、
「ヤジマ電気に連れてって」(ノジマまたはコジマとヤマダが混ざったらしい。どっちに行けばいいのか)
「ケーヨー電ツーに連れてって」(ケーヨーデイツーとケーズデンキが混ざったらしいが、もはや片方は電器屋ですらない)
②第三者はみんな下の名前で親しげに。
「しずかが○○」、「たけしが○○」・・・・、
近所の人か親戚かと思ったら、工藤静香とつるの剛士のことだった。友達かっ。
③擬音が達者、ただし語彙限定。
例)転んだ時の表現、「つるーっと(滑って)、どてーん(と転倒して)で、びたーん(と手をついた)なのよ」
④無限の天然っぷり。
電源を切ったのに消えないと大騒ぎ、見るとしっかり「on」に入っている。母曰く、
「ほらちゃんと「no」になっているでしょう」・・・・。
onを反対側から見てnoと思い込んだらしい。それにしても今までの人生でyesとno表記の電源なんてなかっただろうに・・・・。
新しいラジオの使い方を聞かれて説明していると、
「これがAM?こっちがFM?じゃあSMは?」
どっぷりのアナログ世代なのに、なぜに知らない?なんて説明すればよいのか、しばしの気まずい沈黙が・・・・。
とまぁ、伝説は限りありませんし、文字でどれだけ伝わるかもわかりませんが、書きながら思いだし笑いが止まらない事実だけご理解くだされば幸いです。
いやー、素晴らしいですね。>お母様
ヤジマ電器、ふじみ野市にあるようですよ。(割とお近くでは?)
私用(振りのSS執筆のため。ちなみに処女作は弊ブログにて公開中!)で浦和西高校のロケーションを調べたところ、与野駅の東側?
ううーむ・・・荒川の河川敷の予定が、狂ってしまいました。(^_^;
by tooshiba (2012-03-05 01:30)
tooshibaさん
ヤジマ電器、実在したのですか・・・・。実在してしまう辺りが、また天才たる所以かもしれません。
浦和西高校は「西」なのにかなり東に位置するのです。荒川は遠いですが、すぐ裏に見沼代用水が流れる素敵なロケーションです。作品の完成を楽しみにしています!
by elbram (2012-03-06 22:11)