あだちイズム再燃のＧＷ [趣味・生活]
- 作者: ツクイヨシヒサ
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
手塚治虫、藤子不二雄、今映画で熱い赤塚不二夫・・・。巨匠漫画家についての自伝的作品、解説本、トリビュート本などは後を絶ちません。
そんな中で、近所の公立図書館で「あだち充解説本」を見つけました。あだち充関連は珍しいので、タッチ世代の思い入れ深い私は、迷わず借りてしまいました。
ナイン、タッチ、陽あたり良好、みゆき･･･etc.etc.。世代がばれますが、その辺までの作品をリアルタイムで読んだ後、あだち充からはしばらく遠ざかっていました。それが今回、懐かしさも重なって古本屋で、それら以降の作品を物色して大人買いしてしまうことに。以下、個人的見解でお送りしますので、ノークレームでお願致します。
- 作者: あだち 充
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1992/05
- メディア: コミック
あだち作品の特徴は、最低限に絞り込まれた台詞と情景描写で、行間を読ませて読者に判断を委ねる部分が多いのではないでしょうか。答えは一人一人の読者の中に―。小学生の私では意味もわからず、何となく読み飛ばしていたシーンが、大人になった今ではもっと違う意味を持って伝わって来ます。あぁ、ここでこの人はこう言いたかったんだ、こういうニュアンスを含んでいたんだ、と気づかされます。
それでもタッチの頃は、振り返ってみると個人的にはシンプルな設定だったように思います。
そして、先述のとおり今回買い漁った作品たちは、H2、ラフ、クロスゲームです。
- 作者: あだち 充
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/06/16
- メディア: コミック
- 作者: あだち 充
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/04
- メディア: コミック
- 作者: あだち 充
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09/02
- メディア: コミック
もともとタッチやナインに代表されるように、当時は野球（＆ラブコメ）マンガで台頭した方だと、勝手に思い込んでいました（もちろんそれ以外の名作も多数）。そんな中でラフは、水泳という野球以外の種目で、映画化までされる作品であったという点に感銘を受けました。今読んでも色あせていなかったです。
H2もアニメ化されましたが、当時はタッチの焼き直しかなくらいの気持ちで見ていませんでした。本作は、珍しく甲子園までも描かれていて、それ故に長期連載になったのも頷けます。主人公とヒロインが結ばれない結末もあだち作品の中では斬新だったと思います。
どちらも、それまでの作品から培われてきた「行間」をたっぷり読み取らせて頂きました。大人になった現在だからこそ、切なさを連れてリアルに伝わってきます。当時では難しかっただろうことも、今なら分かります。
極めつけはクロスゲーム。あだちイズムの集大成と勝手に崇めています。本作は結構な細かい設定が（珍しく）丁寧に成されていて、途中の設定訂正などもなく、伏線も丁寧に解決されていくので、とても気持ちよく納得しながら読破しました。個人的にはタッチを凌ぎ、ここまできて最高傑作が生まれたと思っています。
主人公のもどかしい恋愛風景が切ないあだち作品です。青春ってあんな風でしたね。研ぎ澄まされた台詞と、多分な含みを持った行間は、村上春樹を彷彿とさせます。タッチの頃から20年経過して再び手にしたあだち作品ですが、20年経った今だからこそ、より深く楽しむことができたのかもしれません。
まだ未読の作品も多数ありますから、近々大人買いしたいと思います。
嗚呼小銭貯金～第1部終了（18年分） [趣味・生活]
高校生の頃からコツコツと、「将来これで家を建てるんだ！」と続けてきた小銭貯金。とうとう部屋を圧迫し、置き場に困ってきたため、泣く泣く銀行貯金に移すことにしました。第1部終了といったところです。18年間、貯金箱や旅行先で購入した瓶や缶に貯めてきた小銭たちとついにお別れです。
小学校の修学旅行で買った貯金箱。旧500円札が入っていました。歴史を感じます。
上記のような貯金箱では恥ずかしいと、小銭貯金を始めるために買ったお洒落な瓶（1200円）。1200円を貯金しようとは思わなかった高校生の頃の美的感覚が現れています。
大宮アルディージャが誕生する前に入手した思い出の貯金箱ですが何か？
歴史の古い若かりし頃のほど銅の赤やアルミの白い小銭が、社会人以降は銀系の小銭が多くなっているところにも、人生が凝縮されています。
さて、18年間の小銭貯金総額は････、
100,216円也！
多いのか、少ないのか、解りかねますが、血と汗と涙の結晶という意味ではプライスレスです。家までは残り990万円くらい？またコツコツと２順目、第２部に突入したいと思います。
花札に奇跡はあるのか [趣味・生活]
通勤電車の中で時々、無料の携帯ゲームをやっています。最近は花札にハマっていまして、こいこいだの、タンだのカスだの、楽しんでいます。
コンピューター相手が故に、露骨なカード運の好調不調が玉に傷ではあります。そしてついに先日、こんな神がかり的なスコアを叩き出してしまいました。
雨四光７、花見５、月見５、赤短５、タン３、カス２、７点以上２倍、４こいこい３倍で、合計１６２点！
未だにキツネにつままれた様な気持ちです。現実の花札でも、こんな役であがることは可能なのでしょうか。対人でやったことがあまりないので、よく分かりません。。。実際はそんなにすごいことではないのかもしれませんが。。。
あ、でも友人とやったポーカーで、生涯一度だけロイヤルストレートフラッシュを達成したことがありました。やっぱり、現実の花札でも、もっともっとすごい役あがりもあるのでしょうね。
（例）五光１０、猪鹿蝶５、花見５、月見５、赤短５、青短５、タン３、カス５、７点以上２倍、４こいこい３倍、合計２５８点････、夢のようです。
上里町乾武マラソンで１０ｋｍ走りました [趣味・生活]
実は半年前からマラソンに勤しんでいます。
きっかけは昨年10月のさいたまダービーでした。試合も応援も（入場者カウントも）全て完敗だったと記憶しています。
それまでカテ3上部で座って、手拍子位でしか応援に参加していなかった自分を大いに恥じました。
「90分スタンディングで、声を張って応援する体力をつけたい」と思ったのが、マラソンを始めたきっかけです。
初めは５００ｍも満足に走れませんでしたが、雨の日以外毎日走っているうちに、まさに継続は力なりで距離が伸び、タイムが縮まってきました。最近ではコンスタントに７～８ｋｍ超えのコースを設定しています。ハーフやフルマラソンへは全然及びませんが、半年前と比べるとそれなりの自信となっています。
Ｊリーグもシーズンオフを迎え、実戦でこの成果を試す機会が遠のいてしまいました。そんな折の、マラソン大会参加です。身近な目標が見つかり、さらに意欲が向上し、今日までやってきました。
エントリーした後に、さいたまシティカップ開催を知り、ダブルヘッダーの忙しい日程になりましたが、朝早く家を出て、埼玉県北部上里町まで出かけてきました。
小さな大会ですが、参加者でなかなかの賑わいです。ハーフ、１０ｋｍ、５ｋｍとエントリーが別れていて、１０ｋｍの中盤組に入ってスタートしました。自然豊かなコースは地元で走るのとはまた一味違い、気持ちのいいものです。周囲につられてしまわないように、自分のペースを守るのが難しいと思いました。
結果は52分31秒、205人中94位でした。初めてなので、完走したことでもう感無量です。当然ながら上には上がいますので、また機会があれば参加してみたいです。私は走る距離を伸ばすのではなく、タイムを縮める努力の方にやりがいを感じましたので、次回も１０ｋｍで。。。
完走証を発行してくれたので、大切に取っておきたいと思います。
そしてさいたまシティカップへ向けて、帰路を急ぎます。忙しいけど充実した一日。
「リア充」ってやつですね。
ジブリ美術館で [趣味・生活]
ずっと行きたかった「三鷹の森ジブリ美術館」です。完全予約制で時間ごとの人数限定入場という徹底された管理のもと、混み過ぎることなくゆっくり見学できました。それにしても外国人観光客が多いこと。ジブリ作品が世界で愛されていることを実感しました。
三鷹駅から玉川上水沿いの緑豊かな街路を20分程歩くと、私たちの中にいまだ潜む子ども心をくすぐる建物が見えてきました。
「迷子になろうよいっしょに」というキャッチコピーそのままです。
アニメの歴史や制作過程、絵コンテの実物、ネコバスの遊具、ジブリ作品の紹介など魅力的な展示が溢れています。目玉は何と言ってもミニシアター。ここでしか見られないオリジナルアニメが上映されています。今回は新作「パン種とたまご姫」でした。台詞のない分かりやすい作品で、外国人を含め老若男女楽しめる作品だと思いました。見学していて何故か泣けてくる気分になるのは、子どもの頃に見た作品が純粋に懐かしいのか、上述した通り、自分の中にいまだ潜む子ども心がくすぐられるのか、ということなのでしょうか。
ミニシアター観賞券には、チケット一枚ごとに違うフィルムがはめ込まれています。
屋上庭園では巨神兵が見守っています。しかっり迷子になって見学を楽しんだ後は、ほぼ隣接する井の頭公園を「さんぽ」しながら吉祥寺駅へ向かいました。
玉川上水は都心であることを一瞬忘れさせてくれます。
2011年 はじめての〇〇 [趣味・生活]
あけましておめでとうございます。
2011年元旦、さっそく初体験したものがあります。
はじめての「福袋」。
人生初めての････、福袋。
我が家では、数十年前に親が買った福袋が散々に残念な代物でした。以後、「お金が少しかかっても、本当に欲しいものを買った方が結局安い」、という家訓に従い生活してきたので、私自身で福袋を購入した経験がない人生を歩んできました。
そんな自分を打破するきっかけ、初めての････、福袋。
店舗はAIGLE大宮ステラタウン店。聞くところによると、埼玉で唯一の直営店だそうで、遠方から来るお客さんも多いそうです。限定福袋（10,500円）の整理券を入手するために、ステラタウンに到着したのは、午前5時40分（元旦）です。しかしながら既に数人の列ができておりました。
ようよう白くなりゆく山ぎわ（ビルと空の「きわ」）に従って長い列が形成されました。2時間近く待って入手した整理券を持って開店を待ち、ようやくはじめての福袋とご対面できました。
ダウン、シャツ、パーカー、ショルダー。AIGLEはもともとお気に入りでしたので、大満足です。休みぼけしたなまった体内時計に刺激を与える、素敵な新年の幕開けです。
M-1在宅審査員（勝手に） [趣味・生活]
毎年勝手に自宅で点数をつけながら楽しんで来たM-1が今年で終了とのこと。もともと紳助が10年と言っていましたし、近年のコンテスト番組の増加を考えると、妥当なのかなとは思います。毎年、年末の恒例行事となっていたので寂しい限りですが。
独断と偏見でつけた点数は省略しますが、私の中での最終決選進出は、
①パンクブーブー、②笑い飯、③ハライチ
でした。
1本目のスリムクラブネタのは、初めて見たせいもあって、 「間」ではなく、台詞が飛んでしまったのではないかと、心配になってしまい楽しめなかったゆえです。ビデオを見直したら、とても面白かったです。なので、この3組が私のファイナリストです。
最終決戦は本当に素人の個人的な主観ですが、断トツでスリムクラブでした。会場を一気に掴んでいたようにも思いましたが。最後に松ちゃんが「最後、笑い飯に取らせてあげたかった」というコメントに全てが集約されているのかもしれません。
スリムクラブはオードリー化するかもしれないなと、期待しています。
10年間お世話になりました。
が～まるちょばが鴻巣にやって来た [趣味・生活]
チケットぴあで偶然見つけて即買した「がーまるちょば」世界を巡って公演しているとのことだから、まさか埼玉（しかも鴻巣）に来てくれるとは思いもよらず、ただただ嬉しいです。確かに大都市のあまりに大きなホールでは、動きもよく見えないし臨場感に欠けてしまう場合もあるだろうし、必然なのかもしれません。
サイレントコメディーという言葉の通り、パントマイムを中心としつつも全くの無声ではなく、時折「あ」とか「う」とかいう声で注目を集めたり、促したりします。久しぶりに観客を巻き込んでのステージを見ました。あそこまで一体型のステージはドリフ以来かもしれません。二人の演技に会場が沸きます。私も沸きます。言葉はなくとも観客一人ひとりが言葉を当てはめて独自の解釈で笑っています。パンフレットにも「私たちがアウトラインを書きますから、皆さんが持っている心のクレヨンで色を付けていってください」という趣旨のコメントがありましたから、十人十色の世界観が存在したことでしょう。なるほど、世界にも通用するわけです。不思議なもので言葉のない動きのひとつひとつに、たくさんの言葉が溢れている、そんな感じなんです。何を言いたいのか全て伝わる演技は圧巻でした。
TVでもおなじみのネタに加え、ストーリー性の強い無声劇を加えた3本立てで、大大満足の2時間でした。本当に上手ですよ。思わず真似してみたくなります。漫才のような言葉の職人芸とは一味も二味も違う、ワールドワイドな笑いを鴻巣で満喫しました。
バナナマンライブ「Diamond Snap」（ネタばれ） ＋アッコさんも [趣味・生活]
真夏の世の夢。
3月のバナナマン傑作選ライブ大阪公演に続き、新作ライブ「Diamond Snap」の観覧に行ってきました。場所は六本木俳優座。
週末のギロッポンは人いきれに酔いそうですが、テンションは上がりまくりです。
花もたくさん届いていました。
物販でTシャツを購入しました。今日も赤えんぴつのネタがあったら、終了後にCDの販売があるのでしょうか。
席についてしばらくすると、後方でなにやらざわめきが。振り返ると4列後ろになんと生アッコさんが！！テレビ局が近いし、ホリプロだし、ちょっと観覧にでも来たのでしょうか。芸能人のオーラがバンバン出ていて周りに緊張感が漂います。もっと見てみたかったのに、前を向かなければいけないような気持ちになってしまう、そんなオーラでした。
席には広告のほか、結婚式の食事のメニューのように上品な「ネタのお品書き」が付いていました。
wonderful moment
dumb cluck
a guard
good and evil
すぐ立つ
Are You satisfied now？
以上の6本で構成されたネタの中にはタイトル通り、ダイヤ、指輪、写真などが散りばめられていて統一感があります。毎回ですがセンスの良さにメロメロです。
「good and evil」の知的な設定とやり取りに感動し、「Are You satisfied now？」では毎回最後を締める叙情的な演劇コントに引き込まれ、あっという間に2時間が経ってしまいました。
個人的には、
「タイトストリップ！？」
「お会計してちょうだ～い」
の決め台詞？がインパクト大で、その後もしばらく自分で言ってみて笑ってしまうという、傍目に怪しい状態になってしまいました。
ネタの合間の「地域性」のやり取りが会場内爆笑でした。小さい頃流行った歌の数々の真偽を二人で問いただす？内容だったのですが、私もつられて思い出しました。
インドの山奥、ちなみに私の地元ではこうでした。
～♪インドの山奥電報打ったら～きょが転がり～きんだ拍子に～年の春だよ～習を忘れて～ん下逸品サザンサザン。
皆さんはどのように覚えていましたか？
そして閉演。名残惜しい思いでまた来年も来るぞ、と誓いました。アッコさんも少し前を歩いています。みんな気づいているのに話しかけたりできません。なぜならそんな厳かなオーラがでていましたから。
まさに真夏の世の夢。
ケチェエキ２２９､７９８､３０４点！ [趣味・生活]
乙です。以前の「ケチェエキ」の記事で記した、100万点超えの記録を遥かに凌ぐ抱腹絶倒の２２９､７９８､３０４点です！
1320点＋ボーナス連鎖10枚で到達しました。
傾向として、曲線を多用した方が高得点のようだとか、クロスパネルで周回経路を作った方が良いとか、様々な憶測はありますが、真偽は不明です。とにかく興奮の冷めやらぬ夜でありました。
前回も書きましたが、分からない人には全く分からない内容で恐縮です。
